椅子取りゲームをやめた日
蜘蛛だよー(蜘蛛)(キラーン)!
今日はぷろでゅーさーさんのアナスク時代の話から、個性ってなんだろう?という話!
ちょっと長め!
自分の個性みたいなものが迷子になってるVtuberさんたちの考えるヒントになればと思って書きました!
でも!
ちょっとメタい話しするので、苦手な人はここで帰りたまえ!なのじゃ
ちょっと話したことあるけど、蜘蛛のぷろでゅーさーさんはアナウンススクールに在籍していました。
アナウンススクールでは
「ありのままあなたを出しなさい」
と、さんざん言われました。
「ありのまま」ってなんなのでしょうか?
お名前出すとちょっとアレなので伏せますが、アナウンススクールに通っていたとき、バラエティなどで大活躍の某人気アナウンサーさんの授業を1回だけ受けました。
その時に言っていた言葉は今でも忘れない。
「個性の無い子は落とされます」
個性ってなんなんでしょう?
今やっているvtuberという活動も、個性派であることが求められてるなーって思います。
個性派というか「やべーやつ」的な?
そんなことを考えながら、ぷろでゅーさーさんはアナウンサー試験のエントリーシートに貼るための写真を写真館で撮ってもらうことにしました。
その写真館はアナウンサー受験でとても有名なところで、なんともさわやか(?)な写真を撮影してくれます。
アナウンサーになりたいということを誰にもいえなかったので、アナウンス試験用の写真を撮ってくれる友達なんてもちろんいませんでした!
ド陰キャだけどさわやかに撮ってもらおう!という魂胆だったわけです。
「ありのままのあなたが大事」という、アナスクで聞きまくった言葉を真に受けまくり
「音楽を聴くのが好きです。特に好きなのはハロプロやアーバンギャルド、筋肉少女帯です。」
「趣味はキリスト看板の収集です」
と、それはそれはしょーーーじきに全て話しました。
写真館の人から返ってきた言葉
「この中で使えるのはケーキが好きってことだけかな。」
……ケーキが好き。
確かにめちゃくちゃ女の子っぽいし、なんかいかにもアナウンサー系女子という感じだけど、わたし大してケーキが好きなわけでも無いし、なんか「陰キャがカースト上位になるためになんとか捻り出したカースト上位っぽい部分」感がすごい。
その時思いました。
アナウンサーになれるのは、個性のある、ありのままの私ではありません。
「ありのままの私」の中から「テレビ局が欲しい可愛いカースト上位女子として波長を合わせる能力を持ち、その上で他を出し抜く個性がある人」です。
そして、ぷろでゅーさーさんは「無理だ」と悟るわけです。
恥ずかしながら、かつてぷろでゅーさーさんは周りに合わせようとしまくった結果、ブッ潰れて不登校になったことがあります。
そんな自分が「合わせる」などできないわけです。
というかそもそもアナウンサーになりたい理由が「声の仕事がしたいけど声優とかナレーターっていうと夢物語すぎて絶対他人に笑われるから安定してるし社員のアナウンサーにしよ」とかいう、他人の目を気にしまくった結果だったわけです。
他人の目が怖くて周りに合わせまくって潰れたのに、また他人に合わせようとしていた夢。
人目を気にせずなりたいものに進んでいたら、どんな未来があったのだろう。
まーーたぶんメンタルザコなんで声優ナレーター目指してても周りと比較され椅子取りゲームし続けないといけない世界でやっていけなかったと思います。
いやマジで第一線で活躍してる人とかこれからなろうと思ってる人、本当に尊敬します。
私には絶対出来ないことなので。
そんなこんなで私はVtuberというものに出会ってしまったわけですが、Vtuber界もめちゃくちゃランクづけされるよね!
つらいね!
特に個人と企業の差はあるし
「個人にしかできないこと」みたいなのって考えるの超難しい。
でもね、アナウンサー試験と違って
「椅子取りゲーム」ではないな、と思います。
なれる人の数が決まっているわけではありません。
自分たちで椅子を作ることができるのが、ネットの世界でありバーチャルの私たちなんじゃないかな、と。
だから、出し抜くとか競争とかしなくていい世界なんじゃないかなと。
それが「Vtuberは優しい世界」と言われるゆえんかなと思います。
いやまあランクづけされてる時点でそりゃ違うぜ、みたいなのもあると思うんですけど。
わたしは「勝手にやってんなー」くらいに思うようにしています。
昨日の自分より少し良くなってればOK!
っていうやり方でやっていけば良いんじゃないかと。
配信やったとか、動画の編集進んだとか、ツイートしたとか、ブログ書いたとかなんでもいいわけです。
とりあえず続けられているだけでもおおむね成功です。
他の方見てて思うけど、デビューが多ければ引退も多い世界なので、続けられているだけでもけっこう凄いことです。
某デザイナーさんが言ってたことなんですけど、その方は個性がないことがコンプレックスだったそうで、そのためにいろんなことを「続ける」ということに重きを置いたそうです。
続けている、ということが時間の経過とともに個性になると。
この考え方がわたしは好きです。
周りと比べても辛いだけなんで、昨日の自分と比べるというのが今のところのわたしの答えです。
今日もVtuber続けられてよかったー!